■Vol.044(2010年5/14更新)

通称:クリナム アクアチカ ナローリーフ
(クリナム アクアティカ ナローリーフ、クリナム カラミストレータム、クリナム カカラミストラタム)
学名:Crinum calamistratum Bogner & Heine
科名:ユリ科
分類:単子葉類
原産:西アフリカ、カメルーン

成長形式・増やし方:ロゼット型。球根の分球で増殖。

 

光量 :中〜強
特記 :弱酸性〜弱アルカリ性、軟水〜中硬度、CO2添加

育成ポイント:成長はおだやかで葉の代謝が遅いため、藻が出ない環境維持が必要。

 

ネイチャーアクアリウムという定義がない時代、本格水草水槽といえばダッチアクアリウムだったころからの古いアクアリストならきっと馴染みの水草だろう。とても独特で魅力的であるが、長く奔放にたなびかせる葉から、水草レイアウトにはよほど意図がないと使い辛いに違いない。おそらくそおゆうことからか、現在はあまりみかけなくなってきた。

本種は球根をもつ沈水植物。葉幅5〜7mmと細く、軸を中心に細かく波打ち、葉長40〜70cm以上になる。長くなると言っても細葉なため、密にならずに水中や水面に漂う。

成長はおだやかで葉の代謝が遅いため、藻が出ない水質管理が重要となる。といいながらやや矛盾するが、球根なことから嫌気化した古いソイルでもよく育つ。また水質も柔軟性があり、弱酸性〜弱アルカリ性、底床も大磯やセラミック系でもよい。球根の大きさは、販売時の若いものは白ネギほどだが、移動させずにじっくり育成すると茎は太くなり、球根は楕円に膨れる(立派なエシャロットのように、笑)。そして球根が大きくなると分球して増える。

個人的にとても憧れた水草だったが、なかなか機会がなく、ようやく育成したのは水草をはじめて20年もたっていた。この時は、ボルビティスを中景にメインにし、後景にテープ状のシペルス密生させ、単調にならないようアクセントに本種を用いた。類のない立体的な細葉がシダの森をぬうようにただよう姿はなんともいえない淫靡な美しさがあり、よく目が奪われたものだ。文/h_ahli

 

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