■Vol.043(2010年4/23更新)

通称:サンタレン ドワーフニムファ
学名:Nymphaea sp. from Santarem
科名:スイレン科
分類:単子葉類
原産:南米(サンタレン)

成長形式・増やし方:チェーン型。芽のついたツルを匍匐してのばし、数珠つなぎに株を増やす。ツルをトリミングして子株を独立させるとそれぞれが親株へ成長する。

 

光量 :中〜強
特記 :弱酸性〜、軟水〜、22〜30度、CO2

育成ポイント:光量はなるべく強めで弱酸性であれば比較的育成は容易。浮き葉や茎が長めの大葉が出てきたらトリミングすると低い葉が出やすい。

 

ここで紹介するものは2004年に入手し育成しものだ。というのも、南米産ニムファには同じようなタイプが多く、本種もロカリティ違いか亜種なのか、微妙に違うタイプが存在するようで同定はなかなか難しいらしい。

当時、私が入手したものは赤みが強く、環境により黄色〜褐色の地色になり、濃い暗褐色の斑点が入る。とてもやわらかく、表面は角度により色が変り、形状は比較的丸みの強い矢尻型。葉のサイズは環境や株の状況によって変るものの、それでもニムファの類ではとても小型である。増殖はイモのような球根はつくらず、ランナーで次々に株を増やしていく。休眠もしない。

強光下、弱酸性、CO2添加、ソイルの底床では育成は容易。植栽初期は比較的、小型で底床に這いつくばるような低い葉が展開しやすいと思う。ランナーで増殖しはじめるころには、しっかり根ばりをしているせいか葉が大きくなりはじめて茎も長くなってくる。また、もともと睡蓮の類なため少しづつ浮葉をだしはじめるだろう。 小型に低く密生させるには、浮葉はもちろん、茎が長くなった大きい葉は思い切ってばんばんトリミングすると小型の葉を出しやすくなる。

極端にいうと、全体的に大振りに密生してきたら、下葉以外はぜんぶトリミングしてしまうつもで。しっかり根ばりした株ならば枯れてしまうことはまずない。低くて小型の新葉で密生させることができる。

混栽すると非常に自然観を演出できる。まるで自生地を思わせる。

興味があれば花を咲かせてみてはいかがだろうか。初夏から野外でビオトープや睡蓮鉢で、水草レイアウトとは逆に睡蓮特有の水上葉を多く出させるようにするとよい。うまくいけば夏の終わりに白くて可憐な大輪を咲かせられる。本種は夜咲き。星空の下で神秘に浸るのもいいかもしれない。h_ahli

 

GRASSY AQUAの文章および画像の無断転載は一切、禁じています。内容を引用等される場合は必ずご連絡ください。
メールは、ao★grassyaqua.com(★の部分を@に変えてください)
COPYRIGHT (C) GRASSY AQUA ALL RIGHTS RESERVED.