■Vol.027(2007年12/7更新)

通称:ロタラ マクランドラ ナローリーフ
学名:Rotala macrandra (narrow Leaf form)
科名:ミソハギ科
分類:有茎草・対生
原産:インド南部

成長形式・増やし方:縦のび型。水中や水面 に向かって成長。トリミングして差し戻すことで増やせる。

 

光量 :強
特記 :酸性〜弱酸性、軟水〜中硬水、22〜28度、CO2添加-強

育成ポイント:水質にややうるさい面があり、酸性〜弱酸性は必須である。鉄分補給で赤を強くすることは自在で、液体タイプでもよいが固形鉄分肥料を根元に埋め込むと大変有効である。

 

本種は古くから「レッドリーフバコパ」という通称でなじみのある『ロタラ マクランドラ』からでた、細葉タイプの突然変異を固定させた種だといわれている。こうした種類は一括して「改良品種」と呼ばれる。しかしながら、交配やエキノドルス等で実際行われるバイオテクノロジーのような本当の意味での改良品種ではない。あくまでも個人的な理屈だが、自然下でも独立する可能性を秘めた突然変異種は、人為的作意で固定化されたものの、改良品種ではないと思うのだが。

 

特長

葉幅4〜6mm、葉長3cm前後。柔らかい葉は黄土色〜褐色、ピンクに近い赤色にまで変化ある。

育成のポイントは、酸性〜弱酸性の水質に維持し、高光量でCO2添加を多め、底床肥料も忘れずに。赤みを強くするには鉄分補給が大変有効。液肥も効果的だが、しなやかな草体にしては根がよくはることから、固形タイプを根元に埋めるとさらによい。株そのものが活力のある「赤」を演出してくれるだろう。

トリミングに強く、わき芽もよくだすのでボリューム観を演出するのも容易。ただ、十分光があたる部分をトリミングすることが重要。トリミング箇所が光量が弱いと、わき芽も出しにくく、とたんに株そのものが衰弱していく。

マクランドラは産地による変異のタイプがいくつかあるが、それぞれにナローリーフや斑入り等の突然変異の固定種が存在する。これら突然変異種に共通するのが、原種のマクランドラよりも育成が多少難しいということだろう。突然変異種が故の気質なのであろうか。

 

そうゆう意味では比較的、わがままな水草で、条件がなにか足りないと、大概、水槽内で一番最初に調子をくずすのが本種だ。ある意味、水槽環境のバロメーターともなりえる。

ともあれ、本種の魅力的な赤い葉、密生観を重厚にする細葉、そしてやわらかな印象は、他種にはない個性的な素質だろう。文/h_ahli

 

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