■Vol.025(2007年12/4更新)

通称:ドリマリアsp. イキトス(ドリマリアsp. ペルー)
学名:Lindernia Rotundifolia (from Peru)
科名:ゴマノハグサ科
分類:有茎草・対生
原産:南米 ペルー・イキトス

成長形式・増やし方:縦のび型。水中や水面 に向かって成長。トリミングして差し戻すことで増やせる。

 

光量 :中〜強
特記 :弱酸性〜中性、軟水〜中硬水、22〜28度、CO2添加

育成ポイント:ソイルの底床と上記の水質にさえ気をつければ、とくに気難しい面はない。しいて言えば頂芽が白色化したら鉄分補給に気をつけるくらい。それと下の葉を落として植栽すると抜けやすいため、一番下の葉を対生ともハサミで半分くらいに切って植え込むと、底床に引っ掛かって抜けにくくなる。

 

一般種でいう「ドリマリア コルダータ(リンデルニア ロトンジフォリア)」の地域違いである。採集もののため、あえて「sp.」とついている(「亜種」という意味合いで)。

ドリマリアは世界中に分布し、ファームのものは東南アジア産。またロカリティがつくものも東南アジアの地域違いが多い中、本種は南米のペルー・イキトスでの採集ものということで珍しくて、このロカリティは魅力的である。

 

しかしドリマリアの地域違いはどのタイプも、一般種と容姿があまりかわらないようなので、収集目的やロカリティへのこだわり等、自己満足的な要素を強く感じる。レイアウト目的ならなおさらである。

 

特長

葉長7〜9mm、葉幅5〜7mmの楕円形で、斑入のライトグリーン。小さな葉の斑入りが特長的で真上からみると非常にかわいらしい。一般種にはこの斑入りがさらに白く際立った変異を固定したタイプもある。

茎は比較的硬く、水面に達してもそのまま真直ぐ水上化してのびるほど。そんな茎は、植栽すると抜けやすい。テクニックとして、一番下の葉を対生ともハサミで半分くらいに切って植え込むと、底床に引っ掛かって抜けにくくなる。この方法は他の抜けやすい水草にも応用できるだろう。

 

導入当初の生育は少しもたつく感じがあるが、根を出して水質になれると早くなる。トリミング後もわき芽も出しやすくて増やすのは容易。下葉にあまり光があたらなくなっても、その部分の葉は枯れたり落としたりしにくい。南米産ということで、若干気難しい面があると言われることもあるが、私が育成した限りでは、生命力も強くて育成は非常に容易な種だと思った。ドリマリアは節の間が長いので、密生させてもボリューム観を表現できないが、整然として清々しい茂みの印象となる。また、数本程度でもアクセントや、他の水草を引き立てる名脇役となるだろう。小さくてシンプルですくっと立つ様子は、なんとも健気で非常に好印象である。文/h_ahli

 

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