■Vol.016(2007年10/26-10/29更新)

通称:ゴイアス ドワーフロタラ レッド(ゴヤス ミズマツバ)
学名:Rotara mexicana (from Goias)
科名:ミソハギ科
分類:有茎草
原産:南米 ゴイヤス

成長形式・増やし方:匍匐型。はいながら成長し、枝わかれする。トリミングして差し戻しても増やせる。縦に延びた場合はトリミングして差し戻すこともできる。

 or

光量 :強
特記 :酸性〜中性、軟水〜中硬水、20〜28度、CO2添加-強

育成ポイント:水質が酸性〜弱酸性でCO2添加をすれば、とくに気難しい面もなく育成は簡単だといえる。底床は栄養分の多いソイルとの相性がよいだろう。前景として使用する場合は高光量下ならば難無く匍匐する。光が弱いと立ち上がる。わき目をだして枝別れして増えるが、絨毯のように敷き詰めたい場合は、のびてきたら適度にトリミングして差し戻していくと、早く増やすことができる。より赤くするには高光量にくわえて鉄分補給が有効。

 

2000年に日本へ紹介された比較的新しい種。同時期に紹介された中〜後景向きのアラグアイア ミズマツバ「水草通信 vol.017」に比べ、本種は未だにマニアックな部類に思える。そんな人気のなさは入手も難しくさせ、取り扱いも一部の専門ショップくらいだろう。前景向きとはいうものの特徴的な容姿から、一般受けしないのだろうか。

 

特長

葉幅1〜2mm程度、1.2〜1.5cmくらいの輪でロタラにしてはとても小型である。葉色は、下葉はライトグリーンで頂芽にかけてオレンジ〜ピンクに近いレッド。鉄分を添加すると赤みはより増す。非常に匍匐性が強く、高光量下でCO2添加を多くするとべったりと這う。前景に向く珍しいタイプのロタラである。

 

増殖は匍匐しながらわき芽をだす。しかし、そほど多く枝別れしないため、途中でトリミングするといい。すると元株はわき芽を増やし、トリミングした頂芽部分を差し戻すことで、より早く増やしたり密生させることができるだろう。

栄養富な底床と高光量を確保できれば、小型水槽から大型水槽まで育成可能。光量が低いと立ち上がるため、植栽位置によっては、前景や中景のポイントとしても使える。育成は、弱酸性の水質さえ維持できれば容易である。気難しい面もとくにない。とても丈夫である。さらに、育てる楽しさも持ち合わている。

←放置すると縦横無尽だが、時々トリミングして差し戻すだけでコロニーを維持するのは難しくない。

環境により、頂芽や少し赤みを残したままグリーンの絨毯にもなる。

単体としては、小型で赤みの強いことを除けばそれほど特長のないロタラの容姿。そんな有茎草特有の草体にもかかわらず、そのまま底床に横たわるようにべったり這う様子が本種の個性とさせている。しかしながら、レイアウトの前景や下草にはどうしてもキレイなグリーンで清涼感のある容姿を求めてしまう傾向が一般的で、アクセント以外には少々使い辛いのは確か。もちろん一面に敷き詰めることも可能なので、逆に意表をついてピンクの絨毯の前景にしたら、そうとうなインパクトだろう。実際、そんなレイアウトをみたことがあるが、なんだか妖しい雰囲気をかもし出していたのを未だに忘れられない。文/h_ahli

 

GRASSY AQUAの文章および画像の無断転載は一切、禁じています。内容を引用等される場合は必ずご連絡ください。
メールは、ao★grassyaqua.com(★の部分を@に変えてください)
COPYRIGHT (C) GRASSY AQUA ALL RIGHTS RESERVED.