■Vol.014(2007年8/31-10/5更新)

通称:ポタモゲトン ガイー(ガーイ、ガイ)

学名:Potamogeton gayi A. Benn.
科名:ヒルムシロ科
分類:有茎草・互生
原産:南米

成長形式・増やし方:縦のび型。水中や水面 に向かって成長。トリミングして差し戻すことで増やせる。また、ランナーをのばして増殖もする。

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光量 :中〜強
特記 :特記 :弱酸性〜弱アルカリ性、軟水〜中硬水、18〜28度、CO2添加

育成ポイント:環境下への適応性があり、水中、底床ともに適度な肥料ぶんがあれば育成はとくに難しくはない。CO2添加はなくても育成可能だが、あった方がよい。成長は速めなので水深30cm以上はほしいところ。

 

特長

完全に水中に適応した沈水植物。葉はやや透明感があり、色は深いグリーン。光が強いほど新葉はライトグリーンから褐色ぎみの黄土色。葉の形は線形で葉幅3〜5mm、葉長8〜8cm程度、下向きにややカールする。専門的な特長だが、托葉(葉の付け根にある葉状やとげ状の構造物)をもっている。ヤナギモと間違えやすいが、本種の方が葉幅が少し広いことで見分けがつく。

丈夫で水質もうるさくなく、弱酸性〜弱アルカリ性まで適応性がある。CO2はなくてもよいがあるにこしたことはなく、あわせて強光量なら大変美しく育つ。気泡をたくさんつける容姿はそれはきれいだ。

水中、底床ともに適度な肥料ぶんがあれば育成はとくに難しくはない。底床も砂地や大磯等、とくになんでもよいが、ソイルなら肥料ぶんのことはあまり気にしなくてもいいだろう。

基本的には通常の有茎草と同じく差し戻して増やす。また、環境になじんでくるとランナーを出して増殖する。こうなるとある程度は、ランナーをトリミングして管理しなければならない。

通常の有茎草は光があまり届かない下葉を枯れ落とし、茎は寂しく見苦しくなりがちだ。しかし本種は沈水植物の特性から下葉を落としてしまうようなことはあまりない(老化するとさすがに枯れ落ちるが)。

 

短所は長所

高光量やCO2に促されて成長が早くなると、ややおおづくりな形状からすぐに水面を覆うことになる。しかし、丈夫であることを踏まえれば、気兼ねなくトリミングを繰り返すことができる。そうゆう意味では、レイアウト水槽でも調整しやすく便利な水草だろう。

一般種といえるくらい馴染みのある水草のわりに、少々地味な風貌からあまり人気がないように見受けられる。あまり水草レイアウト水槽に用いられるのは見たことがなかったことで、私は逆に興味をそそられ、思い切って後景草のメインとして使用してみた。さて、どうだろう。こうしてピックアップしてみると、1本でも清楚な美しさを持ち、群生では自然観と清涼感を存分に発揮し格別ではなかろうか。それにしても南米産なのに、どこかアジアンチックな趣に感じるのは、やはりヤナギモに似ている先入観か。使い方によってはまだまだ目新しく、個性的な表現のできる水草だと思う。文/h_ahli

 

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