■Vol.007(2007年7/2-7/26更新)

 

通称:グリーンロタラ(ロターラ グリーン、ロタラ ロトンディフォリア グリーン、ホザキキカシグサ)
学名:Rotala rotundifolia (Green form)
科名:ミソハギ科
分類:有茎草・対生
原産:日本/九州、東南アジア、ベトナム、台湾北部

成長形式・増やし方:縦のび型。水中や水面 に向かって成長。トリミングして差し戻すことで増やせる。

 

光量 :中〜強
特記 :弱酸性〜弱アルカリ性、中硬水、20〜28度、CO2添加

育成ポイント:光量はなるべく強い方がよい。状態をみながら、カリウムや鉄分、液体肥料等、状況をみながらバランスよくあたえることが有効。

 

ライトグリーンがとても美しい代表的な有茎草だろう。成長は早くトリミングにより密な茂みにすることが可能。また、トリミングを繰り返すことで茂みの密生具合や形状をコントロールしやすいことから、ネイチャーアクアリウムの定番種である。

現在、一般流通経由で販売されている本種は、もともと日本/九州産がシンガポールのファームへ渡り、水草レイアウトの流行にともなって多く入荷されるようになったのではと言われるが定かではない。そうした中で同種が東南アジア、ベトナム、台湾北部でも自生が確認され、ロカリティがはっきりした種が出回りはじめている。例えば「ロタラ ロトンディフォリア ベトナムグリーン」がそれだ。このようにロカリティが通称に含まれる種は区別できるが、実際、水中育成では区別がつかないため、収集目的でないと、ロカリティはあまり意味を成さない。大量に使用する水草レイアウトには、とくにこだわる必要性を感じないため、安価な一般流通種で十分だろう。

 

特長

葉は対生、状態のよい水中では、葉幅3mm程度、葉長7〜12mmくらいになる。本種は、ロタラ ロトンディフォリアの地域変種といわれるが、光量や肥料等の環境によっての葉色の変化はなく、明るいライトグリーンをたもつ。水上では茎は太くしっかりし、葉の形状も丸い。こうした水上葉で販売されていることもよくあるが、水中化は比較的スムーズに移行する。しかし水上葉はやがて枯れて茎だけになるため、水中化させた後、一度、差し戻すとよいだろう。

匍匐する性質をもち、強光下では匍匐しながら葉と茎の付け根下から根をのばすことがある(写真上参照)。通常は上に伸び、水面に近づいて光が強く当るようになると、水面上で匍匐するようにオーバーハングする。また、光が強いと脇目を出しやすくなる。

この特長は、水草レイアウトでさらに発揮する。トリミングをおこなことで、1本の元株の先からは2〜3本の頂芽が発生し、さらに密な茂みを形成するのだ。また、トリミングされた頂芽の株も差し戻すことで簡単に増殖させることができることから、茂みの密度をあげたり、植栽スペースをより広げることも容易だろう。

本種は色合いから弱々しく見えるが、実は非常に強い種である。光量不足や肥料不足等の悪条件で茎を残すのみとなったような弱った株でも、条件のよい環境をあたえることで復活させることも可能である。

 

一般的なロトンディフォリア同様、CO2なしや低光量でも育つが、本種の魅力を十分発揮するには、強光量下と多めのCO2添加の環境が望ましい。グリーンロタラがたくさんの気泡をつける美しい様は、よい水槽環境のバロメーターのようである。文/h_ahli

 

GRASSY AQUAの文章および画像の無断転載は一切、禁じています。内容を引用等される場合は必ずご連絡ください。
メールは、ao★grassyaqua.com(★の部分を@に変えてください)
COPYRIGHT (C) GRASSY AQUA ALL RIGHTS RESERVED.