GRASSY AQUA
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 油膜
[Accident]油膜(2006年1月更新)

水槽環境が整っていない立ち上げ初期段階や水槽環境のバランスがくずれたときに発生する「水面 の膜」、一般的に『油膜』とよぶものです。この膜は白っぽい場合やアクのようなベージュっぽい場合、石油系の油のごとく虹色ギラギラする場合等があります。正体はよく浮遊性のバクテリアとひとくくりにされますが、他にも珪藻類、エサの油分、細菌の死骸、その他有機物も含まれ、その成分の度合いで膜のタイプが変ってくるのでしょう。油膜は、ちょっとした一つのことを解決すればおさまることもありますし、いくつかの要因でおこっている場合もあります。 また、意外なのは、空気中や人間の手からの雑菌や有機物が発生の引き金になっているらしいです。いくらなんでもこうした日常的原因を防ぐことは不可能。それよりも日常的原因による引き金が効かないような水槽の環境づくりを意識するべきでしょう。

 

■臨時的な対処

油膜が気になりはじめて原因がまだ特定できない場合は、まず臨時的に対処しておきます。しかし、あくまでもその場しのぎですので、原因をつきとめ、もとをたたなければ解決したことにはなりません。

臨時的な対処法
内 容
エアレーション 水草レイアウト水槽にかかせない夜間のエアレーションは、主に日中に添加したCO2を逃し、魚やバクテリアのために曝気(ばっき:空気の吹き込みや攪拌によって水中に酸素を供給すること)するためにおこなっています。エアレーションの泡の流れは水面 を水中に巻き込む副作用があるため、その間は一時的に油膜は軽減します。
水換え どんな原因からであれ、水槽環境のバランスが崩れて有機物質の過多である状況は確か。水換え回数を増やすことでろ過機能を補います。
新聞紙 水面の油膜を簡単に除去するには新聞紙が一番。水槽にあう大きさの新聞紙を1枚浮かべ、水がしみ込んだら取り去ります。どんなにひどくても2〜3度も繰り返せばキレイさっぱりしますが、もとを解決しないうちは数時間で元通 り油膜が復活…
ブラックモーリー 糸状藻類を食べてくれることで水草レイアウト水槽に入れらることがあるブラックモーリーですが、油膜もかなりよく食べてくれます。
油膜取り器 エーハイム・フィルターのオプションです。他メーカー製もあり。

 

■原因別 による解決

原因別
解決法
水槽セッティング初期の場合 浄化作用(ろ過バクテリア)が活性化し、水槽環境が整のってくると自然に油膜は消えていきます。
餌のやり過ぎ 魚への餌の食べ残しは閉ざされた水槽環境にとっては過剰な有機物添加。ろ過機能がおいつかなければ水面 の油膜はおろか藻の発生も促してしまいます。それに魚は満腹にさせるより腹八分目くらいに餌を与える方が健康です(人間や生き物すべて同じですから)。
水草肥料 言うまでもないでしょう。肥料やり過ぎは水槽環境のバランスを崩す要因。油膜だけでなく藻の発生も促してしまいます。肥料は一度にたくさん添加するよりも(肥料の使用書にある規定量 だとしても)、様子をみながら少しづつ添加した方が失敗が少ないです。
高水温 水温が30度をこえる夏場はとくに油膜が増殖しがちです。高水温は水草や魚にストレスを与えるだけでなく、水面 を覆う油膜によって魚は酸欠におちいることもあり、よいことはありません。水槽用ファンやクーラー等の冷却装置を使用し、年間を通 してなるべく水温変化がないように心掛けましょう。
流木 意外に気がつかないのが流木から流出する有機物質。とくに日本産のものは要注意です。水槽内の水温26度というのは日本の気候からいえば高水温。完全に枯れて沈水するものでも、日本の木は全般 的に柔らかいタイプが多く、水槽環境では内側から腐っていくことがあります。この腐敗による有機物が水の白色化や油膜、藻の発生の原因になります。対処として原因の流木を取り出すのが一番ですが、ろ過容量 を増やしたり、ろ過材の一部を活性炭にして定期的に交換したりと、ろ過機能の強化で対応できる場合もあります。

実は、今回(2006年1月現在)この油膜について書くことにしたのは、例年なく油膜に悩まされたためです。客観的には水槽に対してろ過能力が不十分であること、そして要因は栄養分の過多であることは確か。しかし前年からいっても現状の90cm水槽に対してエーハイム・2217クラシックフィルター+プレフィルターの組み合わせは十分なはずです。当初は「Report/水創エナジー」であるとおりの対処をおこないました。水の濁りはなくなりましたが、その後、前程ではないにしろ再び油膜が発生したり、ガラス面に薄ら「固い緑藻」がつくなど、この時期にしては例年にない状況がみられます。とくに大きな問題ではないのですが、どうもスッキリしません。そして問題を消去法で探っているうち、ほぼ間違いなく流木が原因だと特定しました。上記の『原因による解決』の表内にある通 りです。だからといって今の段階でメインレイアウト素材である流木をすぐに取り出すこは考えられません。となればとにかく、ろ過機能を強化することで対処するしかない。物理ろ過材をパットタイプに変更して以前よりろ過密度を高め、ろ過材の最終位 置には活性炭を加えるなどの対処をしています。でも、活性炭やプレフィルターに頼らない、もう少し強力なフィルターに交換したいとモヤモヤ思案している最中です…(後に90cm水槽のフィルターをエーハイム2028へ変更。「Technical/Size90のフィルター」参照)。

 

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