GRASSY AQUA
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■この一連に終わりはあるのか?またもや事件勃発!(2001年6月13日)

コケとの闘い(2)]の結末で、短くトリミングして再植されたE・テネルス。再生したのですが密生するまでに至りません。2ヵ月後、活力のある新しいE・テネルスの株を導入することにしました。いざ探すとなかなか状態のよいものがありません。ショップのスタッフから入荷情報を入手し、早速入荷したその日に数ポットを購入したのでした。

勇んで持ち帰り、夕方から埴栽をはじめます。E・テネルスは根が張っているので丁寧にピンセットでウールマットを取り除きながら丁寧に整理します。スムーズに埴栽を行うためにサイズ別 にプラ板に並べます。順調に植栽していく最中、食事を準備する時間になってしまいました(うちは共働きもありますが大半の家事は要領のいい私がこなしています、苦笑)。お楽しみはまた後で。残りのポットは水槽内に沈めておいたのですが―

 

■悶えるエビたち

さて、食事とかるく1杯の後、残りのポットに取りかかります。沈めておいたポットを取り出し、またプラ板に整理して並べて準備。すでに照明は自動で消えているのでスイッチオン!あれっ???30〜40匹はいるヤマトヌマエビがみんな底床に落ち角に固まり、悶えています!そういえば、アクアジャーナルで読んだ記事を思い出しました。「水草が原因だ…」。輸入水草は大量に農薬が散布され、薬漬けの状態。入荷直後に水槽に沈められたぐらいでは薬は抜けないため、敏感なエビはすぐにやられてしまうのです。まいった…。処置の方法を思考…。といっても、やることはひとつ。水換しかありません。多めに、できれば3/4程。とにかく水抜きをはじめます。そして水道水の中和は、いつもブライティKでしたが、これだけの量の中和に使うとPHが上がります(カリウムは弱アルカリ性なため)。エビにダブルパンチの状況を与えることはできないので、通常の中和剤にしました。時間との闘いです。また、ちょうど予備のNAカーボン230(吸着抜群)が1箱あったので、フィルターの濾材を一部交換します。やるだけのことはやりました。あとはなるようにしかなりません。この夜、気が重くて眠れないかと思いきや、クタクタで爆睡したのでした…。

 

■翌朝

朝、恐る恐るみてみます。夕べの処置のおかげか★(=死亡、以下同文)は半分ぐらい。実は、寝る前にヤバそうな3匹をベタの水槽に入れました。水質はちがうかもしれませんが、エアレーションしているし、ウィローモスもいれています。なにより農薬水槽よりはましであると判断し、実験のつもりで入れていたのです。そのエビ達は、とっても元気になっていました。なので生きているエビをできるだけ捕まえてベタの水槽に入れました。水槽内の★のエビを数えながら出します。合計12匹★。多分まだ流木や水草の間で★になっていることでしょう。

その夜、水槽内を隈無く点検するとさらに★の6匹を見つけた。もう生存しているエビはいないようでした。朝、ベタ水槽に助けたエビも点検してみると6匹★です。結局6匹のみの生存です。その後日も3匹★のエビを発見し、これで★になったエビは確認しただけでも合計27匹。やれやれ。

 

■水草の入荷状況とヤマトヌマエビについて

今後の為にも原因を明確にしたいので調べました。 アクアジャーナルvol.58「ヤマトヌマエビは水質に敏感」という早坂誠氏の記事で詳しく紹介されています。これによると、日本は昆虫類の輸入規制が相当厳しく、水草の輸入の際に殺虫剤が散布されています。葉の表面 だけではなく、当然ポット内のウールマットにもしみ込んでいます。エビはとくに薬品類に弱いので、水槽に新しく水草を入れる際には細心の注意が必要なのです。購入してきた水草の対処をまとめると、

1)植栽する時はポットを外し、根についているウールマットもできるだけ取り除く。

2)流水で葉の表面を特によく洗う。

3)水草を購入する際、どれぐらい時間が経過しているか聞いておき、あまり時間が経っていないようだったら3〜4日は別 の水槽等に入れてできるだけ多く換水をする。とくにアヌビアス類は1週間以上した方がいい。

4)植栽後、エビの様子がおかしく感じたらすぐに換水を行う。

また、水上葉を育成する時によく使用する園芸用肥料もエビにとっては危険。例え国内産だからといっても出荷されるまでの状況は不明確なので気をつける必要があります。 これらを踏まえると、今回の事件原因は、

原因1)入荷した直後の水草を購入し埴栽した。

原因2)ポットのまま水槽内に沈めてしまった。

そして私がした処置は間違っていませんでしたが、手順をよく考えればよかったと思いました。はじめに全てのエビを別 の水槽に隔離することが先決で、水換えはその後にすればもっとエビは助かったかもしれません。後の祭りですが。

 

■その後

水草によるエビ事件から4日後の照明も消えた夜中に、2匹のエビが元気に水草をついばんでいるのを発見!なんと、こいつらはあの過酷な条件下の水槽内で生き抜いていたのです。換水もすでに2回目もおこない、かなり水も薄まっているので姿を現したのでしょう。これで生存は8匹になりました。

事件後から、1週間に2回1/2換水をして、2週間後に生き残ったエビをもどしました。

ところで水槽内の魚は?というと、みんな元気です。生まれたての数ミリの稚魚も何匹いましたが、ピンピンしています。水草に付着した薬剤の影響があるのはヤマトヌマエビだけでした。

それにしても、よくもまあ、ここまで連鎖的にトラブルがつづいたものです。とにかく、同じトラブルはくり返さないように、この一連のアクシデントを細かく記録しました。

 

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