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[技能]添加剤や水草の肥料などについて
2010年1月22日最終更新

私がこれまでの経験をもとに実践している、水槽に加える添加剤や水草の肥料等についての記録です。現在進行形です。注意してほしいのは、ショップやメーカーの推奨や一般的なことと異なる箇所があります。※底床活性化用の添加剤については「[技能]水草水槽の底床」を参照してください。

 

■水の調整

水質は底床素材の性質が大きくかかわります。以前(昔)は、大磯や天然石やセラミック等を使用していました。中でもセラミックは水質浄化作用があるとうたわれていましたが、その他のほとんどの底床商品には水質を調整する機能を持ち合わせていませんでした(逆に悪化させるものはありましたが)。しかし、水質に影響を与えない=中性。熱帯魚に関していえば、生息地域によって、pH(水素イオン指数)やTH(全硬度)の違いがあるため、水質調整剤を用いればコントロールしやすいと言う意味ではメリットとなります。ところが水草となると、弱酸性〜中性・軟水〜中硬水に向いたものが多く、あらかじめ水草が育成しやすい環境に整えてくれるソイルの登場は画期的なものでした。水草レイアウトが中心となった現在では、ソイルが必要不可欠になったことはいうまでもありません。

ソイルと言われる底床のほとんどは、水質を弱酸性・軟水へ傾ける作用を持っています。興味本位にいつくかの製品をためしてみましたが、弱酸性・軟水への作用というのは強弱ありながらどれも似たようなものです。しかし、水質とは別の目的の栄養成分や粒の強度は各製品、個性があるため、けっきょく扱い慣れている『ADA アクアソイル・アマゾニア』に戻るのが現状です。このADA アクアソイル・アマゾニアがもたらす弱酸性に傾ける作用は、水槽サイズにもよりますが(地域の水質にもよると思う)、だいたい5カ月くらいは昼夜問わず期待できると思っています。しかし効能は徐々に薄れていき、CO2添加による酸性に傾ける作用との相乗効果により、日中は弱酸性、添加しない夜は弱アルカリ性にまでなることもあります。1日の中で水質変化が大きくなってきたら、私は換水の時にPHマイナスの調整剤を使用し、調整しています。

 

■水道水の中和について

時折、各メーカーの液体タイプの中和剤を使用することはあるものの、ほとんど『ハイポ』を使用しています。魚のことを考えると本当は重金属も無害化させたほうがいいのでしょうが、比較的、強い一般種ばかり育成しているのでとくに問題ないと考えています。

基本的にハイポは水溶液にして使用しています。溶かす元水は薬局で100円もしない精製水500mlです。以前はそのまま水道水で作っていましたが、すぐに腐ってひどい臭いになり、使い切る前にダメにすることもあったので、今は精製水で作り、暑い時期は冷蔵庫に保管しています。
作り方。私の中和溶液の比率は、精製水500mlのボトルの中にハイポ50gです。ハイポは、粒のままで水道水40リットルに対してハイポ1gで中和するとありますので、計算すると私が作る中和溶液2mlで水道水10リットルを中和できるはずです。ちなみに作る時は精製水ボトルの中に直接ハイポを投入(溢れるので少し水を捨ててから)し、そのまま中和溶液ボトルとして使用、使い終えたらリサイクルボックス行きです。

 

■カリウム添加

植物の三大栄養素は「窒素」「リン」「カリウム」。うちカリウムは水槽内で自然発生しないため、水草に吸収されて不足するぶんだけ最低限は補給してあげる必要があります。カリウムの水溶液添加がメジャーになったのはおそらくADAがブライティKをもって推奨しはじめてからだと思います。新発売当初は薬品のようなセンスのないパッケージだったのを覚えています。昔はカリウム添加の必要性についてとくに気にしていませんでした。というか、知らず知らずに添加していたようです。それはテトラの『イニシャルD』。今はスティックタイプですが、イニシャルDの時は粉タイプでした。カリウムが主成分というのが通説で、箱は手元にないので確認できませんが英語表記でのNPL比(窒素-リン-カリウムの重量比)が、1-0-25とありましたので間違いないでしょう(日本語版は表記されていないかもしれない)。当時は、水草水槽を立ち上げる時に底にイニシャルDを薄くふりまいたあとにメイン底床になる大磯砂等を敷くのが一般的だったと思います。そう言えば、イニシャルDを水で練って板状に乾燥させたものを小さく折って底床に埋める裏技もありました。そのため、スティックタイプが発売された時は画期的でした。イニシャルスティックは「鉄やマンガン、有機物を長期間安定して供給する底床用添加物」とあり、よくわからないながら現在はマルチ肥料として使用しています。

さて、前置きが大変長くなりました。ピックアップした紹介はありませんでしたが、もちろん液体でのカリウム添加は定期的におこなっています。ADA製品を使って本格的に水草レイアウトをはじめた2000年くらいの頃までは、当然のようにブライティKを使用していました。しかし消費量が多く、ばからしく思いはじめてから、『炭酸カリウム』の粉末を水に溶かして使用するようになりました。その方法。ブライティKと濃度をほぼ同等にするには、粉末カリウム50gを500mlの水(精製水)に溶きます。ようするに1/10の割合で水に溶かせばよいのです。この時、少し発熱するので最初はびっくりしますが、この割合では容器が溶けたり割れたりするほどにはなりませんので心配いりません。水槽への添加量は、水換え時に新たに足す水10リットルに対して自作カリウム溶液を1ミリリットル添加しています。具体的には90cm水槽で1回に、全体の状況をみて6ml前後の添加というところです。少し控えめにしているのは、コケの発生までうながさないようにと、カリウムは強いアルカリ性だからです。添加の理想は、上記の添加量をわけて毎日、少量を添加した方がよいのはわかっていますが、残念ながらその根気は今の私に持ち合わせていません(笑)。

ちなみに『炭酸カリウム』の粉末は製剤薬局にて手に入ります。また、ネットでは「aquamind laboratory」さんも販売しています。

 

■鉄分添加

鉄分補給の必要性については「Report/ソダーツF」を参照してください。ただ、鉄分の添加剤の使用の仕方は変ってきていますので、ここに記載していることが最新です。

現在、Size90とSize45cubeの鉄分補給については液体での添加はほとんどしていません。時々、活性剤のつもりでメネデールを添加することがありますが、基本的には固形のものを使用しています。主に「Fe エナジー」を蒔き、クリプトやエキノのように根張りが強いものや赤系の水草の根元には「ADAアイアンボトム」を埋め込んでいます。

鉄分補給をする主な目的は赤系水草の赤色を鮮やかにださせたり、あと葉の白色化の対処や予防。しかし、ある時、赤系水草を鮮やかにするのにはアイアンボトムを根元に埋め込んでやるのが一番効果的なことに気がつきました。それに水中に鉄分は多少は溶け出していると思われ、他の水草の健康状態から適度にゆきわたっているように見受けられます。

小型水槽の場合は、固形のアイアンボトムでは調整が難しいため、メネデールや「ソダーツF」を添加しています。

 

■その他の栄養素添加

 

セット初期は、メイン底床のADA アクアソイル・アマゾニアがもつ、土本来の栄養成分にも頼っていますが、水草が繁殖しきったころから、不定期ですがADAグリーンブタイティ・スペシャルLIGHTSを添加しています。また、「水の調整」にある水質を弱酸性・軟水へ傾ける作用が弱まるのと同じく土の栄養成分も弱まると考えているため、「カリウム添加」の長い前置きにある通り、テトラのイニシャルスティックをマルチ肥料として底床に埋め込んだりしています。

 

■まとめ

さて、長々記載しましたが、全体をまとめますと、

(1)全体の水質調整および微量栄養素は『ADA アクアソイル・アマゾニア』にたよっている。セット5カ月前後くらいからPHマイナス調整剤を使用。

(2)水道水の中和は自作ハイポ水溶液を使用。

(3)カリウム添加は自作カリウム水溶液を使用。週1度、水換え時に添加。

(4)鉄分添加は、基本は粒タイプを使用し、補足で溶液を使用。

(5)その他の肥料は、様子をみながらADAグリーンブライティ・スペシャルLIGHTSを添加し、テトラ/イニシャルスティック埋め込む場合もある。

以上です。とにかく「シンプルに手間なく確実に」をモットーにしています。 いろんなメーカーからよさげな液体肥料が次々に発売されています。上手に使いこなせば、おそらくとてもよい結果をもたらすに違いありませんが、用法を誤るとコケの発生を増強させたりと逆効果になることも。私は現状、週に1度水換えするのがやっとで、平日は照明のついた水槽をみることはおろか、毎日のぞいてみることもままなりません。こうした理由で、水質に影響を与えやすい液体タイプの使用を最低限にとどめる手法へと移行してきました。上記のようなうちの方法は、私のライフスタイルにあわせたものです(ある意味、ぐうたら管理ですが)。そこから見い出した感覚的なノウハウは記載しづらく、曖昧なところもあることはご容赦ください。

ただ、肥料に関して言える確信がひとつだけあります。『やや少なめに添加しましょう』。肥料添加による短期間での水草の劇的変化はありえません、きっぱり。あるとしたら「コケの発生」最悪事態…。

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