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 育成脱落編
[商品検証]Aqua Sunrise Plant
2015.3/11、3/20

■LEDライトへのこだわり

私はまだ家庭用LED球もほとんど出回っていない2006年になんとか水草育成にLEDライトを導入できないかと思い立ち、テストしましたが(Report:次世代ライト・LED参照)まだまだ少し早すぎたようで当時は断念しました。その後、マリンアクア界では育成にシビアなサンゴやコーラル用として波長をコントロールできるLEDライトがじわじわ登場しはじめます。ところがよほど市場が狭いと認識されているのか水草用はおろか淡水用のLEDライトさへまともな市販品がありません。
2011年4月、しびれをきらした私は思い切ってまだサンゴ・コーラル用としか販売されていなかったillumagic M-45S Royalを45cmキューブ水槽にテスト導入しました。フル点灯では当然のように青みが強いのですが4チャンネルでコントロールできたため、視覚的に10000kくらいに調整して2ヵ月様子をみると有茎草も見事に状態よく生育(Report:高照度LEDライト・イリューマジック参照)。このレポートはillumagicの代理店さんにもご覧いただき、思いもよらず水草専用LEDライトの開発に携われ、illumagic Advance Plantの販売に至ったのです(Report:illumagic Advance/P-model参照)。 そのAdvanceも約3年、2014年6月にSIDEでの取り扱い終了。

 

■2014年10月、Aqua Sunrise Plant 発売開始

そうして後継として開発されたのがこのAqua Sunrise Plantになります。主な特徴は、板のように薄くてシンプルなボディ。天板は全面ヒートシンク加工され冷却ファンも内蔵されているのに軽量。しかもコントロールはスマートフォンの専用アプリから本体内蔵のWi-Fiにアクセスして調光連動タイマー設定もできるのです(本体からでも可)。

薄型・静音の冷却ファンは900で4基、600で2基内蔵されています。温度センサーで自動的に可動し、効率よく本体を冷却します。

もちろん水草専用の波長もこれまでのノウハウをいかしてさらに理想へ近づけることができました。ただプロトタイプを波長測定器で実測すると考えていたよりも若干気になる箇所がありました。水草の生育にほとんど影響のある数値レベルでないと思うもののAdvanceの時から改善したかった波長ポイント。あともう少しなんとかしたい。日本代理店さんとメーカーさんにはそのささいな意図までくんでいただき、改善するための波長のLEDチップを新たに開発。発売からわずか2カ月後には新LEDチップを実装したマイナーチェンジが実現しました。

 

■LED球について

Aqua Sunrise Plantに使用されているLED球は、

400~410nm UV/3W
CREE X-lamp XTE ROYAL BLUE 450-460nm 5W
475~485nm Cyan blue/5W
490~510nm Cyan/3W
CREE X-lamp XTE R5 8000-10000K Cool white/5W
CREE X-lamp XTE Q4 2200-3700K Warm white/5W
670nm Deep Red
/3W

※600には「 475~485nm Cyan blue/5W」球は使用されていませんが、限りなく900と同等に仕上げるために球数と波長バランスを調整したためです。

波長についての詳細は『Technical』にまとめています。下記を参照ください。

[技能]水草育成の照明「Aqua Sunrise Plant(2014年10月発売〜)」

[技能]水草育成の照明「Aqua Sunrise Plant(2014年12月マイナーチェンジ〜)」


 

■ラインナップについて

Aqua Sunrise Plantには、60〜90cm水槽用に「600」、90〜120cm水槽用に「900」の2タイプあります。

600のサイズはW548×D260×H28.8mm。60cm水槽から設置できますが、フルパワーでベストなのは90cm水槽です。90cm以下の水槽には水草によって強すぎる場合もあるので様子を見て調光してください。

900のサイズはW870×D260×H28.8mm。90cm水槽から設置できるサイズですが、フルパワーで120cm水槽用がベストです。こちらもやはり120cm以下の水槽には状況によって調光でコントロールすることをおすすめします。

LED球にはすべて90度レンズが装着されています。水槽に設置した場合は下記図のような照射範囲になります。ただし、レンズ使用と言えど、完全に直光だけでなく拡散部分もありますので、図上では水面部分に隙間がありますが照射範囲は、基本的に600も900も問題ないと思います。

ただ、私は120cm水槽に900を使用していますが、水面ぎりぎりまで水草を茂らせているので左右の光量をできるだけアップさせたいと思いました。そこでGRASSY SIDE「AQUARIOR」の製作元にお願いして高さ20cmのスタンドを特注。


このスタンドはGRASSY SIDE「AQUARIOR」にラインナップはありませんが、ご相談いただけたら製作可能です。

 

■設置方法

付属のブランケット(アーム・台座付属)を使えば、すぐに使用可能となります。対応水槽内であれば規格外サイズでもアームを微調整して設置できます。

吊り下げにも専用器具とワイヤーが付属。天井から吊り下げるか、別途スタンドを使用することになります。重量は600で6.236kg、900で8.496kgとずいぶん軽量化しました。


■セット内容

ブランケット(4本)・台座、吊り下げ金具・ワイヤー、安定器、電源コード、中間コード、レンチ、ネジ、Wi-Fiアンテナ、説明書(写真は、Aqua Sunrise Plant 900)

 

■設定方法

本体の側面には1つだけダイヤルスイッチがあり、これだけで調光やタイマーのプログラムができます。また、もっとも手軽な設定はiPhone・iPadなどiOSまたはAndroidのいずれかで本体内蔵のWi-Fi経由でおこなうことです。

では、私がiPhone 6を使っているのでiOS版で設定方法を説明します。

はじめにAqua Sunrise Plant本体をセッティングして電源のスイッチをオン。

そしてスマホからWi-Fiの接続項目から「SunRise○○○○」を選択。私のは「SunRise 1C97」となっていますが、○○○○の部分は接続用シリアル番号として各機種異なりますのでご注意ください。

スマホからコントロールする場合は下記からアプリをダウンロードします。無料なので気になる方は実際にさわってみてください。※試しにさわってみる場合は上記のWi-Fi接続は不要です。


次にダウンロードした専用アプリを立ち上げます。

Wi-Fiに接続されていれば、最初にこの画面が表示されます。

※試しにさわってみる場合や本体とWi-Fi接続がされていない場合はこの画面は表示されず「接続待機中」と表示されます。その下の「トライ」ボタンをタッチすると下の画面が表示されるはずです。


メイン画面です。ここでは単純に点灯のON/OFFができる他、マニュアルモード、2種のエフェクト(効果)、そして3つのオリジナル設定をプログラムできるタイマー1・2・3の計6種のボタンがメインとなります。本体の設定を変更するにはこの6つのプログラムから可動させたいボタンを選択するだけでOK。

設定ボタンの下にあるグラフは、選択したプログラムの調光や可動時間をあらわします。A・B・Cの3種のグラフは光源の3チャンネルです。

タイマー1・2・3をプログラムするには一番下中央の「タイマー」ボタンをタッチ。


上のタイマー1・2・3からプログラムしたいボタンを選択。

あとは各可動時間帯1〜6を選択してそれぞれの時間設定をします。それと同時にその下の各チャンネルの調光も設定します。

6つの設定ポイントの調光はいきなり明るさが変わるわけではありません。各設定ポイントの時間になるとじわじわ段階的に設定の明るさに変わります。そのため観賞的にもストレスはありませんが、なにより明るさの変化で魚やエビが驚いて飛び出すようなこともありません。

ちなみに上の画像は私が実際に可動させているタイマー1のプログラムです。一応、意図はというと、点灯時間は13:00〜22:00。この間で私なりの自然界の夜明けから日暮れまでを表現しています。イメージ的にですが、午前中は紫外線や赤外線は低めで日中にあたるピークはシダ類のことを考えてすべて少し下げた90%にし、日暮れに向かって照度は低くなっても紫外線や赤外線は高めに残る感じにしました。

例えば、夕日のような波長バランスは多くの植物が好まないので、3チャンネルを同じバランスで調光した方がよいかもしれません。また、有茎草メインや石組みのような下草メインの場合はピーク時間を長めにした方がよいかもです。水草やレイアウトや条件によっての調光・タイマーのコントロールは枠にとらわれず、それぞれのノウハウをベースにどうぞ。それこそが水草育成の醍醐味なのですから。

 

■チャンネルについて

A・B・Cの各チャンネルについては、はじめの「LED球について」で説明すると設定方法との関連性がわかりにくくなるので最後にしました。

Aチャンネル
基本的に白色LED(Bチャンネル)に不足した部分を補い、強化するパートです。
CREE X-lamp XTE ROYAL BLUE 450-460nm 5W×6
490~510nm Cyan/3W×2
CREE X-lamp XTE R5 8000-10000K Cool white/5W×12
CREE X-lamp XTE Q4 2200-3700K Warm white/5W
×6

 

Bチャンネル
強力な照度のための白色LEDのみのパートです。
CREE X-lamp XTE R5 8000-10000K Cool white/5W
×16

 

Cチャンネル
紫外線と赤外線のパートです。Cyan blue球は配置バランス的にどうしてもこの位置が相応しかったためだけで、チャンネル的な意図はありません、あしからず。
400~410nm UV/3W
475~485nm Cyan blue/5W
670nm Deep Red
/3W

 

■最後に

Aqua Sunrise Plantにかぎらず、MICMOL(GRASSY mini、GRASSY Pro)、Orphek Atlantik Plantedなど、調光・タイマーのプログラムができるLEDライトは確かに敷居は高いかもしれません。しかし、蛍光灯やメタハラは1-2年ごとのランプ交換の手間もあり、コストは確実にかさみます。なにより決まった照度を別途タイマーON/OFFするだけの単純作動はあまりに味気なさ過ぎる。私の水草専用LEDライトへの思いはそこからはじまりました。水草専用LEDライトはフィールドへのロマンへと誘い、きっともっと水草が大好きになります。h_ahli

 

■追記/LEDチップの交換(2015年3月20日)

はじめにかきましたが、初期タイプは若干心残りのある波長域がありました。そして発売から2ヵ月後に改善するための新たなLEDチップを実装してマイナーチェンジ。変更になったLED球は、510~520nm Green→490~510nm Cyan へ。もちろん私が使用している900も初期タイプだったため、交換用のLEDチップ2つを入手していたものの実はなかなかタイミングがなくて交換できずにいました。

すでにマイナーチェンジから3ヵ月半以上もたってしまいましたが、ようやく交換したので一応その記録です。
そもそも本機の仕様的にオプションのLEDチップはユーザーが簡単に交換でき、極端な話し、望む波長域を強化することだってできるのです。手順を説明します(本機をお持ちの方には取説に写真付で詳しく記載があります)。

1)まず右側面のネジをはずしてずらします(+ネジ)。

2)光源側のネジをすべてはずし(六角ネジ)、カバーを開けます。

3)レンズ板を取り除きます(軽く乗っかってるだけ)。

その状態が下の画像。

4)LEDチップを固定する2箇所のネジをはずし(+ネジ)、LEDチップを抜き取る。

5)交換するLEDチップを差し込み、ネジで固定。

あとはカバーや 右側面をもとにもどして終わり。ものの10分もかかりません。超簡単で、これまで放置していたのがばかみたいでした(汗

今回交換した波長域の2球は、初期バージョンは緑色でしたが新しい球は水色と緑をあわせたような見たことない微妙な青緑色してます。ま、観賞的にも水草の生長にもほとんど影響はない程度の波長変更だと思うのですが、これでようやく私の気がかりがなくなり一安心です。

 

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