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 育成脱落編
[商品検証]illumagic ComboRay
2012.11/22

2012年11月、illmagicから『ComboRay』というLEDライトが新発売しました。Combo=コンビネーションとRay=光の造語で、形状と光を自由に組み合わせることができるという意味。すなわち波長を自在に組み合わせることができ、小型水槽から大型水槽までカスタマイズできるこれまでにない画期的なLEDライトなのです。
ただ、商品の性質上、マリンアクア向けの意味合いが強く、実店舗での販売に有利な形式がとられています。パーツの選択に専門知識を要し、受注の都度に相談を受けながら希望にそって組上げていくのは通販では難しい。そこでこれまでのノウハウをもとに水草専用にセレクトした波長をもつPlantモデルを規格し、提案。Advanceでつちかってきた経緯から特別に承認いただき、GRASSY AQUAのセレクトショップGRASSY SIDE』のみの特別規格をラインナップできるようになりました(実販売は2012年12月初旬〜中旬予定)。

 

それではちょっと長くなりますが、水草育成専用の特別規格「GRASSY SIDE model Plant」のレポートをはじめます。私は45cmキューブ水槽で検証するため、30cmタイプ「CR-30」を導入。

 

■サイズについて

本体規格は30cm「CR-30」と60cm「CR-60」の2サイズあります。数値だけではわかりにくいと思いますが、実際に手にしてみると非常にlコンパクト。ただ、ニュースリリース時からよく誤認されるのですが、ComboRayは1基で使用するのではなく、基本的に必要に応じて数台組み合わせるコンセプト。 そのため本体は、上面のヒートシンク加工効果と球の性能を最大限に発揮する最低限のサイズに納められているのです。

基本的なCR-30本体ユニット内容。

スライドアームは幅47cmくらいまで調整でき、付属の六角レンチで固定します。※CR-60は幅73cmくらいまで調整できます。

配線したところ。

 

■設置方法

水槽へ直置きする場合は両サイドの爪が落下防止となります。もちろん脱着可能。

「GRASSY SIDE model Plant」では、通常販売ではオプションとなるマルチファンクションスタンドを標準装備します。縁あり水槽にも対応したフランジ用アタッチメント付きです。

接続面の丸い白い部分は滑り止めラバーです。ラバーは後から貼ることができるので、クリアな状態を好まれる場合はとくに貼る必要はありません。私は目隠し状態で使用するため貼りました。

マルチファンクションスタンドを縁なし水槽に設置した場合、水槽の縁より照射面まで5cmです。このスタンドの優れているのは、本体の角度を自在に調整できるところです。これまでのフラットタイプのライトは真上からだけでしたが、例えば後景用ライトは真上から照射し、前景用ライトはやや内側に向けて照射。すると光量を無駄にすることなく、水草の頂芽がやや正面を向き、水景も一段と美しく観賞できるに違いありません。

これはオプションですが、ワイヤーホルダーキット(ステンレスワイヤー付)を使用することで吊り下げることができます。とてもシンプルに設置できます。

こちらもオプションになりますが、コンビネーションジョイントアーム(画像中央のバー)を使用することで縦横、何台でも合体できます。

水槽サイズや必要な照度にあわせた台数がシンプルに1基になるのは画期的。しかも後から増やすことも自在。サイズ変更や使い回し等で、無駄にすることがなくなります。

 

■ComboRay GRASSY SIDE model Plantの光

肝心な球や波長についてです。本来、ComboRayはLEDチップを組み合わせるシステムです。LEDチップはillumagic社が開発した25×25oの交換可能な基板に載せられています。

一応、現状(2012年11月現在)ラインナップの各LEDチップの仕様は以下です。※今後、種類の追加やPower Upのチップも追加される予定です。

Power 1.7W : 3.4V - 500mA Drive
 400nm Near UV (SemiLEDs C-35L-U50)
 420nm Violet (SemiLEDs C-35L-U70)
 450nm Royal Blue (CREE Xlamp XT-E)
 475nm Blue (CREE Xlamp XP-E)
 500nm Cyan (SemiLEDs C-35L-C)
 5000〜8300k Cool white (CREE Xlamp XP-G R5 139lm)
 3700〜5000k Neutral white (CREE Xlamp XP-G R3 122lm)

各LEDチップの波長。

そして私が水草育成用として組んだ『GRASSY SIDE model Plant』の球と配列。CR-30を基本(CR-60は×2)に

両サイド
 5000〜8300k Cool white ×2
 3700〜5000k Neutral white ×2
中央
 420nm Violet ×1
 475nm Blue ×1

その波長(CR-30の基準)。下地は光合成スペクトルです。Advanceと違うのは、まずUV域を420に。これは光合成スペクトルに近づけたい意図。そして一番こだわったのは470あたりを膨らませること。その恩恵で500あたりもせり上げました。もちろんこれは赤系水草のために他ありません。さらに水草をクリアで鮮やかに魅せたい目的もあります。水草用のLEDライトの波長としては最も最適化できたのではないかと考えています。

しかし、なにぶん1基あたりの球数が少ない。LEDチップ用のレンズとして60度と90度の2種類がありますが、その組み合わせや配列の検証には少し時間を費やしました。結果、「GRASSY SIDE model Plant」の配列が上記で決定し、レンズの装着はなしでいきます。レンズなしでLEDチップの照射角度は120度なので、少ない球でもブレンドできました。また、マルチファンクションスタンドの標準装備も波長ブレンドの効率化のために水面よりなるべく距離を設けたかった意図があります。

基盤はダイレクトに天板にビス留めされてます。これは天板のヒートシンクへの熱処理を効率よくするため。また、波長変更や不良球の交換等にも簡単に対応できます(各色のLEDチップはオプションあり)。
コスト削減で反射板がありませんが基盤は白、ボディはシルバーなので反射作用に貢献します。

オプションのオプティカルシリコンレンズ(60度と90度の2種あり)は2箇所のピンで簡単に脱着できます。

吊り下げ設置(水面から20〜30cm離して照射)する場合は、オプションのオプティカルシリコンレンズの装着を推奨します。下記の画像がその例。少しわかりにくいですが、両サイドの「5000〜8300k Cool white」×2と「3700〜5000k Neutral white」×2の合計4球に90度のレンズを装着。中央のVioletとBlue球は拡散させるためにレンズの装着はしない方がよいです。

設置台数の目安にふれたいと思います。

水槽サイズ ComboRay 水草育成 レイアウト
30〜45cmレギュラー

CR-30

2基 2基
30×30×30cm

CR-30

2基 3基
60cmレギュラー

CR-60

2基 3基
45×45×45cm CR-30 2〜3基 3〜4基
60×45×45cm CR-60 3基 4基
90×45×45cm CR-30
CR-60
3基
3基
4基
4基
120×45×45cm CR-60 6基 8基

※90×45×45は、シンメトリーを好まれる場合はCR-30だけで組むことも可能です。

 

■設置後

さて、実際に『GRASSY SIDE model Plant』CR-30を45cmキューブ水槽に2基設置したのがこちらです。このサイズなら3基設置が最適ですが、あまり光量を必要としない種類が主なのであえて2基にしました。うちでは夜間、CO2を抜くためにエアレーションを直添しているので、水滴がつかないよう排水側だけガラスフタを設置。

正面から。120cmはやや黄色みを強く設定していますが、45cmキューブはややクール。ただ照度の違いがあるため一緒に撮影するとあきらかに120は強すぎですね。

わかりにくいので別々に撮ってみます。Advance M-120P-AM設置の120cm水槽。午後13時〜15時くらいの日光的。

『GRASSY SIDE model Plant』CR-30を2基設置の45cmキューブ水槽。午前9〜11時くらいの日光的。

 

■オプションについて

とにかく価格をできるだけ抑えるためにほとんどの付属品などはオプション扱いになっています。『GRASSY SIDE model Plant』はマルチファンクションスタンドは付属にしましたが、基本的に設置方法や目的に合わせたシステムを全て自分で選び組み合わせることができます。
今後の予定では、LEDチップに爬虫類にも有効なUV-A(385nm,390nm)や赤外波長(670〜750nm)、リモコン操作で簡単調光が出来るコントロールシステム、必要に応じて設置可能なクーリングファンなども追加予定があります。
そういえば、ComboRayのヒートシンクに追記ですが、本体面積に対するLED数が少なく小電力駆動なのでテストでは平均52度くらい(無風状態で1、6、12、24時間点灯テストの平均値です)。LED素子メーカーが許容する限界温度よりはかなり低いのでクーリングファンの必要性はないと思いますが、長い目で見ると低温で使用した方がより安全でLEDの寿命も長く保たれます。クーリングファン発売後は導入の検討の余地はあるでしょう。

 

私が最初にillumagicにひかれたのはUV素子を搭載していたこと。聞けば私同様にillumagic社ではアクアリウムにおいてUVの重要性は開発当初から確固たる信念があったそうです。学術的にはまだあまり実証されていない部分なのですが、また機会がありましたらこのあたりは触れたいと思います。
h_ahli

 

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