GRASSY AQUA
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 Main Tank
 2011年11月
 2011年3月
 2010年3月
 2007年12月
 2004年10月
 2004年9月
 Size 120
 2011年3月
 Size 45 cube
 2007年10月
 2007年1月
 2005年11月
 Size 90
 2011年1月終了
 2009年11月
 2008年11月
 2008年1月
 2006年11月
 2005年10月
 2005年5月
 2004年10月
 2003年10月
 2002年9月
 2002年3月
 2001年9月
 2001年1月
 2000年6月
 Size 20 cube
 2013年10月終了
 2013年5月リスタート
 2010年8月終了
 2007年8月
 2006年3月
 Size 60 cube
 2004年9月終了
 2003年9月
 2002年4月
[Size45cube]リセット(2007年10月)

↑リセットから4日後、底床のフミン酸でまだ茶色い水。2007年11/1撮影

 

■2年ぶりの『リセット』(2007年10月28日)

前回、10カ月前の1月に底床ベースはそのままで、メイン底床のソイルを3/4を交換するリメイクをしてから、なんとかまる2年間を維持。この水槽は弱酸性を好む水草ばかり育成していたこともあり、とくにここ半年くらいはフィルターのろ過層にピートを入れたりしてごまかしてきました。しかし、維持は続けられるものの、水草の活力の限界と思われる種類もいくつかあることからリセットすることにしました。

本来(表向きは)、この水槽はレイアウトの水草ストック用ということで立ち上げました。でも、根本的に植物が好きなこともあり、あまりレイアウトには向かない雑草系の水草も育成し、鑑賞して楽しんでいます。雑草系とは基本的に現地採集もので、水辺の半水中化の性質をもつタイプが多く、より高光量を好みます。このことから今回は、水深を若干浅くする目的で底床ベースの部分をより厚くすることにしました。(下図参照)

まあ、普通だと同じ目的ならばメイン底床を厚くすることを考えるかもしれません。しかし、これには私なりの理由があります。

理由1:メイン底床は交換したり上から足したりすることができるが、底床ベースはリセット時のみでしかあつかうことができない。

理由2:将来的にメイン底床を厚くした時に見合う底床ベースの厚さを確保するため。

理由3:前回も底床ベースを3cmほどと厚くしたことで、2年間の維持を実現させたが、今回はさらにより環境をよくするため。

以上の3つのポイントからですが、メインは「理由3」の部分です。ちょっとここらへんを突っ込んでみます。

■底床ベースの厚さの秘密

良く考えたら底床ベースの役目についてはTechnicの「底床 編」や「低コスト!パワーサンドの代用」に記載していました。でも今読むと基礎知識があることを前提にかいているので少し不親切なかんじです。なので、もう少しわかりやすく改定してみます。

「底床ベースのメイン素材となるのは軽石。多気孔なため、有機物質(魚の排泄物や枯れた水草のゴミなど)を分解する好気バクテリアが繁殖しやすい環境です。好気バクテリアは水草の根に肥料として吸収されやすい物質に分解してくれます。好気バクテリア(※1)に必要なのは酸素。酸素は水が運んできてくれるため、通水性をよくする目的な底床ベースの軽石は、メイン底床よりもやや大きなサイズが適切です(水草の根にも有効)。底床は水圧によって時間の経過とともに、やがて硬化もします。底床ベースは硬化してくるメイン底床からのクッションの役割と、長期にわたって通水性を確保するためなのです。底床ベースの軽石のサイズは、水圧(水深)によって変ります。基本的にはADAパワーサンドの表記を参考にするとよいですが、水深40cm以下はSサイズ、水深40〜60cmはMサイズ、水深60cm以上はLサイズとします。」

と、こんかかんじですか。だいぶ長くなりましたな。そして本題の今回より底床ベースをさらに厚くした理由。底床ベースの一番底には時間の経過とともに魚の排泄物や枯れた水草のゴミなどの有機物質が堆積します。具体的には、この45cmキューブ水槽に水草を密生させ、魚のエンドラーズがたぶん親子で200〜300匹いたとして、有機物質は1年で1cmくらいは積もっています。通常だと底床ベースは1.5cm程度の厚ささで十分ですが、うちの場合だと、通常の厚さだと通水スペースがやがてなくなって嫌気化(※3)するのが目に見えているからです。ということで通水性をよくすることがバクテリアの好気化(※2)に必須なのがおわかりだと思います。この45cmキューブ水槽のように水草も魚も過密化する環境下では、底床ベースを厚くすることは必然なのです。

 

■追記/『好気バクテリア(※1)』『好気化(※2)』『嫌気化(※3)』ってなに?

私もアクアリウムをはじめてから初めて知った言葉ですが、水草育成に関する場面で時々出会う用語です。辞書でも調べてもない通りおそらく造語か専門用語のようで、詳しくは知りませんが環境工学でも使われています。例えば「湖底の泥土が嫌気化している」みたいに。で、似た言葉に「嫌気性細菌」と「好気性細菌」という用語があり、おそらくここから引用しているのでしょうか。「嫌気性細菌」は無酸素の状態で生育する細菌のことで、「好気性細菌」は酸素が存在する所で正常に生育する細菌類のこと。ちなみに気になるのが無酸素の状態で生育する嫌気性細菌の存在で、参考にですが、嫌気性細菌は廃水処理施設で活用されているそうです。ただ水槽内での嫌気性細菌の活用は、理由は割愛しますが考えない方が無難です。

で、えらく遠回りしてしまいましたが、ようするに「嫌気性細菌」=『好気バクテリア(※1)』、『好気化(※2)』は有酸素状態で好気バクテリアが活動する良い環境状態を表し、『嫌気化(※3)』は無酸素状態によって好気バクテリアが活動できない環境悪化を表しています。どの用語も底床に限らず、ろ過層でのバクテリアの活動状態を表すことにも使います。

 

あともうひとつ、フィルター2215のメインろ過材をエーハイサブスラットプロ・スモールに変更しました。

交換前は、麦飯石とエーハイサブスラット・レギュラーをメインろ過材に使用していましたが、よりろ過能力の向上をめざし、エーハイサブスラットプロ・スモールを選びました。より多気孔で粒が小さく密になります。だいたい年間で2〜3回、ろ過層のメンテナンスをしますが、これにより、おそらくもう1回はメンテの回数が増えそうですが、仕方ないですな。

ポイントは、粗目パッド。表示では2枚ですが、その1枚はさらにスライスして2枚にしているため、枚数では3枚です。理由は、半年後くらいには底床のソイルの弱酸性化の効能が切れるため、その時に粗目パッド1枚ぶんをピートに変更するためです。ピートは薄くスライスした1枚の粗目パッドでサンドイッチしてセッティングします。

 

と、今回は「底床ベース」と「メインろ過材の変更」の話題くらいでしたが、理屈をこねていたらけっこう長くなってしまいました(苦笑)。

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